MUSIC

2011.10.14 (Fri)
これもブルース 第17回 「ベートーベンをぶっ飛ばしたギターマン!」
Chuck Berry

本名 Charles Edward Anderson Berry


「Chuck Berry=Rock'n'Roll」と言い切ってしまってもこの人なら何の問題もないだろう。「Chuck Berryって誰?」ってそんな人はいないと思うが、万が一そんな人がいたとしても「Johnny B. Goode」という曲なら知らない人はいないだろう。最近はなかなか演奏する機会が減ってしまったが、アンコールセッションでの定番曲といえばこの曲だった。



The Beatlesがカヴァーしていた「Roll Over Beethoven」「Rock’n’Roll Music」や、The Rolling Stonesがカヴァーしていた「Carol」「Around And Around」、The Kinksのファーストアルバムに収録されていた「Beautiful Delilah」「Too Much Monkey Business」などなど、上げればきりがないほどいろんな人に歌われ演奏されているChuck Berryの曲達。オレもそんなバンドが取り上げたカヴァーを先に知ったのだが、オリジナルの演奏もChess Recordsの凄腕のブルースマンたちがバックを務めているのもあって、いまだに色あせていない。

-The Great 28-


オレが持っているChuck Berryのレコードはこのベスト盤のみ。
ピアノのJohnny Jonson、ドラムのFred Below、ベースはおそらくWillie Dixsonだろう。なかなかこんな演奏はできたもんじゃない。 ベスト盤なので当たり前なのだが、Chuck Berryの代表曲が目白押し。

-Hail! Hail! Rock'n'Roll-


1987年に公開されたChuck Berryの還暦を祝った映画「Hail! Hail! Rock'n'Roll」のDVDが2007年ようやくリリースされた。このDVD化を心待ちにしていたRock'n'Rollファンはかなり多かったんじゃないかな。もちろんオレもその中の一人。しかも通常盤とは別のコレクターズエディションなる仕様はなんとDVD4枚組!これには参った!この映画はThe Rolling StonesのKeith Richardsが音楽監督を務めているのだが、観終わった後、Keith Richardsのことが好きになっているのはRock'n'Rollのマジックなんだろうか。素晴らしい音楽映画だ!

現在もギター片手に世界を飛び回っているChuck Berryは84歳。

見習いたいもんだ。

これもブルース。

初掲載:2008.06.06.
加筆、修正:2011.10.14.

2011.10.03 (Mon)