2011.07.08 (Fri)
これもブルース 第14.5回「大男の遠吠えが聞こえる!part2」
Howlin' Wolf
前回の続き
Chess Recordsの社長、レナード・チェスに熱心に誘われ、Howlin' Wolfは単身Chicagoに向かうことに。Chicagoでの暮らしが落ち着くまでの間、Howlin' Wolfに「ゆっくりして行きな」と自宅に泊めていたのは誰あろう、Muddy Watersだったというのだから驚きだ!当時のMuddy WatersはChess Recordsからヒットを連発しており、シカゴブルース界で知らぬものはいなかった。この先Chess Recordsの看板ブルースマンとして二人は強烈なライバルになっていく。
そんな1954年3月、Chicagoでの初レコーディングを行う。当時はシングルでしか発売されなかったので、アルバムに収録されている楽曲は録音年とは前後するのだが、Chess Recordsでの記念すべき1stアルバムがこれだ!
-Moanin' In The Moonlight-

なんとリリースされたのは1959年とのこと。初レコーディングから実に5年の歳月が過ぎてからのアルバムリリースということになる。もちろんシングルではリリースされている。West Memphis時代のテイク「Moanin' At Midnight」や「How Many More Years」、超名曲「Smokestack Lightnin'」、「Evil」、「Forty Four」など名曲名演がぎっしり詰まっている名盤だ!
-Howlin' Wolf (Rockin' Chair)-

1962年リリースの2ndアルバム。当時はアルバム単位でのリリースよりも、シングルでの需要が多かったため、アルバムとはいっても「まとめて聴ける」といった意味合いのほうが強いようだ。よって曲によって録音年数もまばらなんだが、このアルバムもThe Rolling Stonesが取り上げた「Little Red Rooster」やCreamが取り上げた「Spoonful」、The Doorsで有名な「Back Door Man」、他にも「Shake For Me」、「You'll Be Mine(最高!)」、「Wang Dang Doodle(Etta Jamesも歌っている)」などなど、これまた超名盤だ!
-Real Folk Blues-

1曲目の「Killing Floor」から「Sittin’ On The Top Of The World」、「Tail Dragger」、「Three Hundred Pounds Of Joy」などなど、Howlin' Wolfの名前を一躍有名にした曲がずらりと並ぶ 1966年リリースの3rdアルバム。
聴けば聴くほど「狼の遠吠え」に引きつけられて行くHowlin' Wolfの音楽。
まだまだリリースされているので興味を持ったかたは是非とも聴いてほしい。
初掲載:2008.04.26.
加筆、修正:2011.07.08.
前回の続き
Chess Recordsの社長、レナード・チェスに熱心に誘われ、Howlin' Wolfは単身Chicagoに向かうことに。Chicagoでの暮らしが落ち着くまでの間、Howlin' Wolfに「ゆっくりして行きな」と自宅に泊めていたのは誰あろう、Muddy Watersだったというのだから驚きだ!当時のMuddy WatersはChess Recordsからヒットを連発しており、シカゴブルース界で知らぬものはいなかった。この先Chess Recordsの看板ブルースマンとして二人は強烈なライバルになっていく。
そんな1954年3月、Chicagoでの初レコーディングを行う。当時はシングルでしか発売されなかったので、アルバムに収録されている楽曲は録音年とは前後するのだが、Chess Recordsでの記念すべき1stアルバムがこれだ!
-Moanin' In The Moonlight-

なんとリリースされたのは1959年とのこと。初レコーディングから実に5年の歳月が過ぎてからのアルバムリリースということになる。もちろんシングルではリリースされている。West Memphis時代のテイク「Moanin' At Midnight」や「How Many More Years」、超名曲「Smokestack Lightnin'」、「Evil」、「Forty Four」など名曲名演がぎっしり詰まっている名盤だ!
-Howlin' Wolf (Rockin' Chair)-

1962年リリースの2ndアルバム。当時はアルバム単位でのリリースよりも、シングルでの需要が多かったため、アルバムとはいっても「まとめて聴ける」といった意味合いのほうが強いようだ。よって曲によって録音年数もまばらなんだが、このアルバムもThe Rolling Stonesが取り上げた「Little Red Rooster」やCreamが取り上げた「Spoonful」、The Doorsで有名な「Back Door Man」、他にも「Shake For Me」、「You'll Be Mine(最高!)」、「Wang Dang Doodle(Etta Jamesも歌っている)」などなど、これまた超名盤だ!
-Real Folk Blues-

1曲目の「Killing Floor」から「Sittin’ On The Top Of The World」、「Tail Dragger」、「Three Hundred Pounds Of Joy」などなど、Howlin' Wolfの名前を一躍有名にした曲がずらりと並ぶ 1966年リリースの3rdアルバム。
聴けば聴くほど「狼の遠吠え」に引きつけられて行くHowlin' Wolfの音楽。
まだまだリリースされているので興味を持ったかたは是非とも聴いてほしい。
初掲載:2008.04.26.
加筆、修正:2011.07.08.
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