MUSIC

2011.07.01 (Fri)
Tony Joe White
Tony Joe White

アメリカはルイジアナ出身のシンガーソングライター。1994年、当時のウルフルズの音楽プロデューサーだった伊藤銀次さんに教えてもらったTony Joe White。たしかその頃、初CD化されたようなそんなタイミングだったんじゃないかな。

現在も音楽活動を続けているTony Joe Whiteのアルバムをさかのぼってみよう。

-Black and White-


1969年リリースの1stアルバム。なんといっても注目すべき点は、後々Elvis Presleyが歌うことになる「Polk Salad Annie」が収録されていることだろう。本家本元の「Polk Salad Annie」には本当にシビレてしまった。Nashvilleのスタジオミュージシャンがバックトラックを演奏しているのだが、ドラマーはJerry Carrigan。「サンコン絶対好きだよ!」と紹介してくれた銀次さんの言葉に間違いはなかった。A面がオリジナル、B面がカヴァーという構成になっているが、Johnnie Taylorの「Who's Making Love」や「Little Green Apple」、「Look Of Love」などヒット曲のカヴァーも素晴らしい名盤だ!

-Continued-


上のアルバムに続いてリリースされた2ndアルバム。基本的には1stアルバムの感じを踏襲している。いわゆる「Swamp Rock」なるものだが、オレも「Swamp Rock」というものが明確に「こういうもの!」とわかっている訳ではない。が、Tony Joe Whiteのアルバムを聴くと、「Swamp Rock」がなんなのか?ちょっとわかるような気がする。このアルバムも「Rainy Night In Georgia」を筆頭に「Elements And Things」や「For Le Ann」、「Woman With Soul」など名曲がたくさん入っている。

-Tony Joe-


1970年にリリースされた3rdアルバム。CD化されたときの音源を紛失してしまい、すぐに廃盤にもなって聴くに聴けなかったとき、下北沢の中古レコード店で¥5500というけっこうな値段で売られていたこのレコード。1週間悩んだあげく、もう一度レコード店に行き買ってしまった。そんなこともあってTony Joe Whiteのレコードの中では一番愛着があるのがこれだ。Jerry Carriganの生々しいドラムで始まる1曲目の「Stud-Spider」から、もう最高!!!このアルバムもB面でカヴァーを取り上げているのだが、Otis Reddingの「Hard To Handle」だったり、Junior Walkerの「What Does It Take」であったり、John Lee Hookerの「Boom Boom」であったり、とそれはそれは素晴らしい歌と演奏なんで、是非とも聴いてみてほしい。心の超名盤!!!

-The Train I'm On-


1972年リリースの5thアルバム。レコード会社も変わったのもあり、Producerの欄にはJerry WexlerとTom Dowdの名前がクレジットされている。バックミュージシャンはNashvilleのスタジオミュージシャンで構成されているが今回は、DrumsにはRoger Hawkins、BassがDavid Hood、鍵盤にBarry BeckettとRonnie Baronという超強力な布陣だ。1曲目の「I've Got A Thing About You Baby」の感じは大好き!

まだまだアルバムはたくさん出ているので、興味のある方は聴いてみてほしい。

2011.07.01.