MUSIC

2011.02.25 (Fri)
ハート・オブ・ロックンロール 第10回 「ロックンロールの革新者達!」前編

The Beatles are

John Lennon (Gt. Vo.)
Paul McCartney (Bass Vo.)
George Harrison (Gt. Vo.)
Ringo Starr (Drums Vo.)



別名「ファブ・フォー」とも呼ばれるこの4人組はイギリスの港町、リバプール(最近ではイギリスのサッカーチームの名前で聞いたことがある人も多いと思う)の出身。今年の9月には(連載当時)ついにデジタルリマスター盤のCDが発売されるという!(しかもなんとモノラルミックス盤も!)これは本当に待ってましたという感じだ!!!!!今回はいまだに話題が絶えないThe Beatlesを取り上げてみた。

ビートルズに興味を持ったのは高校1年のときだった。担任の男の先生は現代社会や倫理を専門にしている先生で、「ビートルズと、永ちゃんと(矢沢永吉氏)、焼酎があったらなんもいらん!」と良く言っていたのを覚えている。先生の授業にもそんなところがよくでていた。ラジカセを持ってきてThe Beatlesの曲を流したり、矢沢永吉氏の曲を流して「この『サティスファイ』とはどういう意味でしょう?」といきなり英語の授業になったり、アコースティックギターを持ってきて、8ビートのロックンロールを弾き始めたと思ったら「4ビートよりも8ビートのほうが興奮するのは、心臓のビート、心拍に近いからなんですね。バイクのエンジンの振動も一緒で、、、、、」と、いつもオレが思ってもいない切り口で切り込んでくる、刺激的な授業だった。勉強はそんなに好きじゃなかったが、先生の授業はいつも楽しみだった。オレがThe Beatlesに興味をもったのはこの先生のおかげだ。

当時、The Beatlesのアルバムが何枚出ているのかも知らなかったし、メンバーの名前もフルネームで言えるのはJohn Lennonだけ。でも不思議と曲は知っていた。「Please Please Me」に「Let It Be」、「Yesterday」に「Help」、「Yellow Submarine」に「A Hard Days Night」などなど、、、。テレビやラジオで流れていたのが頭に残っていたのだが、そんなに興味がない人でも曲を覚えているというのは、本当にすごいなぁとThe Beatlesの偉大さを改めて実感する。




The Beatlesに興味を持ち出したその頃、時代はアナログレコードからコンパクトディスクに変わりつつあり、当然The Beatlesの全タイトルもCD化されて発売された。そんなある日のこと、新聞のラジオ欄を見ると「特集/ビートルズ」と書いている。アルバム全タイトルCD化にともなって、どうやらアルバムごとにフルで流していたようだ。なんてタイムリーな企画!!!この日の深夜0時、ラジカセに新しいカセットテープをセットして待っていると、「ワン、ツー、スリー、フォー、エッヘン、ワン、ツー、オー」と流れてきたのは「Taxman」。そう、アルバム「Revolver」が流れてきたのだ。

後編につづく


初掲載:2009.04.17.
加筆、修正:2011.02.25.