2010.05.28 (Fri)
ハート・オブ・ロックンロール 第1回 「ロックンロールの王様!」
Elvis Presley エルヴィス・プレスリー
本名 Elvis Aaron Presley
「ユエンナキバラハゥンドッグ!」で有名なElvis Presleyの歌う"Hound Dog"を初めて聴いたのは高校生のときだった。当時、兄の部屋からはさまざまな音楽が聴こえてきていて、Elvis Presleyもその中に混ざっていた。兄の部屋にあったアルバム「Elvis' Golden Records」をすぐさまカセットテープに録音し、自分の部屋のラジカセでよく聴いていたのもこの頃。「Love Me Tender」よりも「Love Me」のほうが好きだったことや、「All Shook Up」という曲が何回聴いても「あ、モーシュコッ!」(何の意味もない!)としか聴こえないこととか、、、当時を思い出してみると、、、くだらないことばかり覚えていたりするもんだ。
-Elvis' Golden Records-

1956~57のヒット曲を満載したベスト盤。だったのに、CDになって収録曲が増えている。増えた曲が下に紹介したSUN時代のものも含まれているので、内容は超強力ベスト盤に!!!数年前、リリースされたベスト盤「30 #1 HIT」よりも、こっちのほうが断然思い入れのあるアルバム。
Elvisが歌う"Hound Dog"がもともとは女性ブルースシンガー、Willie Mae "Big Mama" Thornton(ウィリー・メイ・"ビッグ・ママ"・ソーントン)の曲と知ったのは、それからずーっと後のこと。初めて聴いた"Big Mama" Thorntonの"Hound Dog"は当時のオレには全然受けいれられなかったけど、いまは、普通に聴けている。
というか、最近はこっちのほうをよく聴いている。まぁ、当時のオレにはElvisの歌う"Hound Dog"ほうがわかりやすかったのは間違いのないこと。
そんな"Big Mama" Thorntonのアルバムを1枚。
-The Original Hound Dog / Big Mama Thornton-

アルバムタイトルからして、間違えようのないこのタイトル!編集盤がいろんなレーベルからリリースされているが、ほとんどと言っていいほど"Hound Dog"は収録されているのでご安心を。まぁ、そりゃそうよね。
そんな両者の「Hound Dog」を改めて聴いてみると、"Big Mama" Thorntonの歌声は、まさに爆発している!!!この「爆発力」を持った白人シンガーは当時いなかったらしく、ミシシッピのレコードレーベル"SUN Records"を設立したSam Philip氏もそういう白人シンガーを探していたようだ。そんなときに、Elvis Presleyと出会ったといわれている。Elvis Presleyの歌う"Hound Dog"も負けず劣らず爆発しているが、なんやろう?爆発の仕方が違うというか、爆弾の種類が違うというか。それが個性というものか。
-Elvis at SUN-

このCDの存在はタイスケ事務所の社長、森本さんに最近教えてもらった。「Mystery Train」や「Good Rockin' Tonight」、「That's All Right」など、 若々しく瑞々しいElvis Presleyの歌が聴ける!
いまでこそ当たり前のようにElvis Presleyの歌を聴いてるけど、当たり前じゃなかったその当時、この爆発力を持った白人シンガーの歌う歌はどういう風に聴こえていたのだろう?Keith Richardsは「肌の色が白でも黒でも関係ないとElvisは証明してくれた」と言い、「ものすごい刺激だった。ElvisがいなかったらBeatlesは存在しなかっただろう」とJohn Lennonが言っているように、Elvis Presleyの影響と存在たるや、我々の想像を遥かに超えたスーパーヒーローだったことが、この二人の言葉からよくわかる。
「キング・オブ・ロックンロール」といわれているElvis Presleyも、小さいときから、やはり、ブルースやゴスペルという黒人音楽を好んで聴き、歌っていたという。
「ブルース」と「ロックンロール」の関係はまだまだ深そうだ。
初掲載:2008.11.21.
加筆・修正:2010.05.28.
本名 Elvis Aaron Presley

「ユエンナキバラハゥンドッグ!」で有名なElvis Presleyの歌う"Hound Dog"を初めて聴いたのは高校生のときだった。当時、兄の部屋からはさまざまな音楽が聴こえてきていて、Elvis Presleyもその中に混ざっていた。兄の部屋にあったアルバム「Elvis' Golden Records」をすぐさまカセットテープに録音し、自分の部屋のラジカセでよく聴いていたのもこの頃。「Love Me Tender」よりも「Love Me」のほうが好きだったことや、「All Shook Up」という曲が何回聴いても「あ、モーシュコッ!」(何の意味もない!)としか聴こえないこととか、、、当時を思い出してみると、、、くだらないことばかり覚えていたりするもんだ。
-Elvis' Golden Records-

1956~57のヒット曲を満載したベスト盤。だったのに、CDになって収録曲が増えている。増えた曲が下に紹介したSUN時代のものも含まれているので、内容は超強力ベスト盤に!!!数年前、リリースされたベスト盤「30 #1 HIT」よりも、こっちのほうが断然思い入れのあるアルバム。
Elvisが歌う"Hound Dog"がもともとは女性ブルースシンガー、Willie Mae "Big Mama" Thornton(ウィリー・メイ・"ビッグ・ママ"・ソーントン)の曲と知ったのは、それからずーっと後のこと。初めて聴いた"Big Mama" Thorntonの"Hound Dog"は当時のオレには全然受けいれられなかったけど、いまは、普通に聴けている。
というか、最近はこっちのほうをよく聴いている。まぁ、当時のオレにはElvisの歌う"Hound Dog"ほうがわかりやすかったのは間違いのないこと。
そんな"Big Mama" Thorntonのアルバムを1枚。
-The Original Hound Dog / Big Mama Thornton-

アルバムタイトルからして、間違えようのないこのタイトル!編集盤がいろんなレーベルからリリースされているが、ほとんどと言っていいほど"Hound Dog"は収録されているのでご安心を。まぁ、そりゃそうよね。
そんな両者の「Hound Dog」を改めて聴いてみると、"Big Mama" Thorntonの歌声は、まさに爆発している!!!この「爆発力」を持った白人シンガーは当時いなかったらしく、ミシシッピのレコードレーベル"SUN Records"を設立したSam Philip氏もそういう白人シンガーを探していたようだ。そんなときに、Elvis Presleyと出会ったといわれている。Elvis Presleyの歌う"Hound Dog"も負けず劣らず爆発しているが、なんやろう?爆発の仕方が違うというか、爆弾の種類が違うというか。それが個性というものか。
-Elvis at SUN-

このCDの存在はタイスケ事務所の社長、森本さんに最近教えてもらった。「Mystery Train」や「Good Rockin' Tonight」、「That's All Right」など、 若々しく瑞々しいElvis Presleyの歌が聴ける!
いまでこそ当たり前のようにElvis Presleyの歌を聴いてるけど、当たり前じゃなかったその当時、この爆発力を持った白人シンガーの歌う歌はどういう風に聴こえていたのだろう?Keith Richardsは「肌の色が白でも黒でも関係ないとElvisは証明してくれた」と言い、「ものすごい刺激だった。ElvisがいなかったらBeatlesは存在しなかっただろう」とJohn Lennonが言っているように、Elvis Presleyの影響と存在たるや、我々の想像を遥かに超えたスーパーヒーローだったことが、この二人の言葉からよくわかる。
「キング・オブ・ロックンロール」といわれているElvis Presleyも、小さいときから、やはり、ブルースやゴスペルという黒人音楽を好んで聴き、歌っていたという。
「ブルース」と「ロックンロール」の関係はまだまだ深そうだ。
初掲載:2008.11.21.
加筆・修正:2010.05.28.
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