2011.05.13 (Fri)
これもブルース 第13回 サイケデリックなブルース!
Jimi Hendlix
本名 James Marshall Hendrix
高校2年生のときの話。ゼルダの小嶋さちほさんが大阪のNHK-FMでDJを務めていた番組があった。毎回、いろんな特集を組んでは有名無名問わず、さまざまな曲をかけてくれていたので、当時のオレにはとても有り難い番組だった。 たまたまその日はサイケデリック・ロック特集の日で、覚えているだけでも流れた曲は、The Beatlesの「Rain」や、The Rolling Stonesの「We Love You」、The Monkeesの「Valleri」やらThe Nazzの「Open My Eyes」などなど、なかなか高校2年生には刺激的な曲が並んでいた。そんな番組の1曲目を飾ったのがThe Jimi Hendrix Experienceの「Purple Haze」だった。
-Are You Experienced-
イギリス盤

アメリカ盤

元The Animalsのベーシスト、Chas ChandlerがThe Animals最後のアメリカツアー中にJimi Hendrixと出会い、プロデュースとマネージメントをするべくロンドンに連れてかえり、Noel Redding (Bass)とMitch Mitchell (Drums)とのバンド「The Jimi Hendrix Experience」としてまず「Hey Joe」を録音、その後「Stone Free」とのカップリングで1966年の12月にポリドールレコードからデビュー。翌1967年5月、イギリスで発表されたのがこのアルバムだ。その後8月にはアメリカでも発売された。当時のイギリス盤とアメリカ盤ではジャケット、収録曲目が違うのだが、現在手に入るCDでは曲順が違うだけでどちらも曲数は同じだ。「Purple Haze」をはじめ、「Manic Depression」「Foxy Lady」「Fire」「The Wind Cries Mary」などなど、名曲、名演の数々が聴ける超名盤だ!!!
-Axis:Bold As Love-

まずジャケットのインパクトがすごい!!!サイケデリックの一言で済ましてしまうにはあまりももったいないくらい素晴らしいジャケットワークだ!前作「Are You Experienced」からわずか7ヶ月後の1967年12月にリリースされた2ndアルバム。映画「Easy Rider」にも使われた「If 6 Was 9」や「Little Wing」「Wait Until Tomorrow」「Spanish Castle Magic」「Little Miss Lover」「Bold As Love」などなど、前作に負けず劣らず超名盤!!!
-Electric Lady Land-

ここまでくるとジャケットのインパクトというよりも、何か別の物に見えてくるのはオレだけだろうか、、、。実際、このジャケットはJimi Hendrixの意図とは何の関係もなく、本人もレコード会社の勝手な意向にかなり落ち込んだようだ(現在発売されているジャケットは別のものなのでご安心を!)。そんな3rdアルバムは1968年の10月にリリースされている。前作からの間、ツアーと並行して曲を作りレコーディングされたようだが、その過密スケジュールがプロデューサーのChas Chandlerと、さらにはバンド内にも亀裂を生んでいったようだ。このアルバムのレコーディング中にChas ChandlerはJimi Hendrixのもとを去っている。またこのアルバムはExperienceのメンバー以外で行われたセッションも収録されている。
今まで以上に時間とお金をかけれるようになり、レコーディング機材の向上もあいまって、立体的なサウンド作りがされていたにもかかわらず、最終行程のマスタリング&カッティングで全て台無しにされたと、発売当時Jimi Hendrixは不満をもらしていたようだ。そんな不満とは裏腹にアルバムは初のNo.1に。「Voodoo Chile」を筆頭に「The Burning Of The Midnight Lamp」、Bob Dylanのナンバー「All Along The Watchtower」「Cross Town Traffic」「Gipsy Eyes」などなど、No.1アルバムに相応しい内容の超名盤!!!
-BBC Sessions-

これはイギリスの放送局BBCで行われたスタジオライヴを集めたCDなんだが、なんせ演奏が素晴らしい!!!3人でこの迫力の演奏をされたらたまったもんじゃない、、、。「 (I'm Your) Hoochie Coochie Man」「Catfish Blues」「Hound Dog」「Killing Floor」とBLUESのカヴァーもさすが!!!
Chas Chandlerの言葉を借りると、「僕はブルースだけをやっていたのではJimi Hendrixでヒットは作れないと思っていた」とのこと。Jimi Hendrixのブルースに、Chas Chandlerが加えた「+アルファ」が、 上記の3枚のスタジオ盤を傑作アルバムに押し上げたのは間違いのないことだろう。
これもブルース。
初掲載:2008.04.11.
加筆・修正:2011.05.13.
本名 James Marshall Hendrix

高校2年生のときの話。ゼルダの小嶋さちほさんが大阪のNHK-FMでDJを務めていた番組があった。毎回、いろんな特集を組んでは有名無名問わず、さまざまな曲をかけてくれていたので、当時のオレにはとても有り難い番組だった。 たまたまその日はサイケデリック・ロック特集の日で、覚えているだけでも流れた曲は、The Beatlesの「Rain」や、The Rolling Stonesの「We Love You」、The Monkeesの「Valleri」やらThe Nazzの「Open My Eyes」などなど、なかなか高校2年生には刺激的な曲が並んでいた。そんな番組の1曲目を飾ったのがThe Jimi Hendrix Experienceの「Purple Haze」だった。
-Are You Experienced-
イギリス盤

アメリカ盤

元The Animalsのベーシスト、Chas ChandlerがThe Animals最後のアメリカツアー中にJimi Hendrixと出会い、プロデュースとマネージメントをするべくロンドンに連れてかえり、Noel Redding (Bass)とMitch Mitchell (Drums)とのバンド「The Jimi Hendrix Experience」としてまず「Hey Joe」を録音、その後「Stone Free」とのカップリングで1966年の12月にポリドールレコードからデビュー。翌1967年5月、イギリスで発表されたのがこのアルバムだ。その後8月にはアメリカでも発売された。当時のイギリス盤とアメリカ盤ではジャケット、収録曲目が違うのだが、現在手に入るCDでは曲順が違うだけでどちらも曲数は同じだ。「Purple Haze」をはじめ、「Manic Depression」「Foxy Lady」「Fire」「The Wind Cries Mary」などなど、名曲、名演の数々が聴ける超名盤だ!!!
-Axis:Bold As Love-

まずジャケットのインパクトがすごい!!!サイケデリックの一言で済ましてしまうにはあまりももったいないくらい素晴らしいジャケットワークだ!前作「Are You Experienced」からわずか7ヶ月後の1967年12月にリリースされた2ndアルバム。映画「Easy Rider」にも使われた「If 6 Was 9」や「Little Wing」「Wait Until Tomorrow」「Spanish Castle Magic」「Little Miss Lover」「Bold As Love」などなど、前作に負けず劣らず超名盤!!!
-Electric Lady Land-

ここまでくるとジャケットのインパクトというよりも、何か別の物に見えてくるのはオレだけだろうか、、、。実際、このジャケットはJimi Hendrixの意図とは何の関係もなく、本人もレコード会社の勝手な意向にかなり落ち込んだようだ(現在発売されているジャケットは別のものなのでご安心を!)。そんな3rdアルバムは1968年の10月にリリースされている。前作からの間、ツアーと並行して曲を作りレコーディングされたようだが、その過密スケジュールがプロデューサーのChas Chandlerと、さらにはバンド内にも亀裂を生んでいったようだ。このアルバムのレコーディング中にChas ChandlerはJimi Hendrixのもとを去っている。またこのアルバムはExperienceのメンバー以外で行われたセッションも収録されている。
今まで以上に時間とお金をかけれるようになり、レコーディング機材の向上もあいまって、立体的なサウンド作りがされていたにもかかわらず、最終行程のマスタリング&カッティングで全て台無しにされたと、発売当時Jimi Hendrixは不満をもらしていたようだ。そんな不満とは裏腹にアルバムは初のNo.1に。「Voodoo Chile」を筆頭に「The Burning Of The Midnight Lamp」、Bob Dylanのナンバー「All Along The Watchtower」「Cross Town Traffic」「Gipsy Eyes」などなど、No.1アルバムに相応しい内容の超名盤!!!
-BBC Sessions-

これはイギリスの放送局BBCで行われたスタジオライヴを集めたCDなんだが、なんせ演奏が素晴らしい!!!3人でこの迫力の演奏をされたらたまったもんじゃない、、、。「 (I'm Your) Hoochie Coochie Man」「Catfish Blues」「Hound Dog」「Killing Floor」とBLUESのカヴァーもさすが!!!
Chas Chandlerの言葉を借りると、「僕はブルースだけをやっていたのではJimi Hendrixでヒットは作れないと思っていた」とのこと。Jimi Hendrixのブルースに、Chas Chandlerが加えた「+アルファ」が、 上記の3枚のスタジオ盤を傑作アルバムに押し上げたのは間違いのないことだろう。
これもブルース。
初掲載:2008.04.11.
加筆・修正:2011.05.13.
- 2012年
- 2011年
- 2010年